首里城浮道の不思議

      2019/02/05

2019年1月31日

天気:晴れ時々曇 気温:24度

首里城正殿の前の御庭(ウナー)には中央に伸びている赤いタイル状の瓦が並べられた道があります。琉球王国時代は15cmほど高く浮いたように作られていたため、浮道といいました。この浮道は国王や中国の使者である、冊封使など選ばれた人しか歩けない神聖な道でした。下の写真では真ん中の道で右のほうに伸びています。今は5cmほどの高さで再現されています。

不思議なことにこの浮道は正殿より、奉神門中央の出入り口に向かって右側に少しゆがんで斜めになっています。理由は諸説あるようですが、正殿から伸びている方向にヒントがあるようです。奉神門の外側には首里城最高の聖地である、「守里杜御嶽(スイムイウタキ)」があります。この場所は琉球の神話で天上の神が最初に降りた聖地とされ、正殿が出来る前から存在していたと考えられています。つまり首里城が建てられてからこの聖地をつくったのではなく、元々ある聖地の周辺に首里城を建てたとされています。この御嶽(ウタキ)へ繋がるための方向が浮き道の進行方向と言われています。

正月に撮った正殿の風景ですが、祝いの扁額や御座楽(ウザガク)の生演奏があり正月の行事に色を添えていました。

正殿より奉神門へ向かってパシャリ!御庭には、磚(せん)といわれる敷き瓦のタイル状のものが赤と白に分かれ敷かれています。この色違いの列は儀式の際に諸官が並ぶ目印の役割をもっています。首里城正殿に行かれましたら、浮道の方向、高さ等々細かいところに不思議が眠っています。私はこのような不思議が解けたときは得も知れぬ快感に浸っています(笑)

撮影日:2019/1/1

撮影場所:首里城・正殿

沖縄コールセンター 竹内 大輔

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