ユウナの花の不思議

   

2018年7月5日

天気:雨 気温:28度

沖縄で「ユウナ」という名前で親しまれいる木があります。ハイビスカスやブーゲンビリアなどの花とは違い、これもまた県民に愛されている花です。亜熱帯から熱帯地方にかけて分布する、高さ10m以上にもなる常緑の木で、和名は「オオハマボウ」といわれています。樹脂の繊維が強いことから、昔は縄を作る材料になり、魚網やロープなどが作られたり、牛馬のつなぎ縄などが作られていました。潮風にも強く、防風林や防砂林としても利用されていたようです。

朝、開花して夕方落下する一日花で、花弁は5枚、花の底は暗紅色で咲き始めは淡い黄色で、下を向いて花を広げ午後になると赤みを帯び、しぼみ始めて夕方には橙色になり、花弁ごと足元にぼとりと落下します。どうして色が変わるのかは、今もって解明されていません。

昼のころより花は口を閉じるように、徐々にしぼみ始めます。また「ユウナ」の語源は諸説ありますが、沖縄では海岸の木が生えている場所を「ユナ、ユウナ」と呼び、そこに「オオハマボウ」が多く生えていたので、「ユナ」に生える木で「ユウナ」の木と呼ばれたようです。

夕刻になり、木の下には橙色の花が落下しています。咲いているときは黄色、散るときは橙色とても同じ花と思えない不思議な花をつけます。

「ユウナ」の優しげな言葉の響きから女の子につけられる名前として、沖縄では今でも人気があります。

 

撮影日:2018年/6/19

撮影場所:沖縄県中部

沖縄コールセンター 竹内 大輔

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