月桃
2018年5月31日
天気:晴れのち雨 気温:31度
沖縄では、4~6月のころの山野に群生したり、家庭の庭先にショウガ科の植物で「月桃」といわれる花が開きます。方言では「サンニン」といわれ、県民に愛されています。
つぼみの先端が強いピンク色のとき、白い房が協調され、濃い緑色の葉に光が当ると生き生きとして、こんな状態のときが私は大好きです。
つぼみが開くと黄色の中に赤い線が入った花が現れ、白い房からは想像もできない花が咲くので、ちょっとおどろきですが、鮮やかな花は心もにこやかにさせてくれます。
イシガケチョウが月桃の蜜を吸う珍しい写真ですが、この蝶を見たのも蜜を吸っているのを見るのも初めてで、じっくり見ると案外こんな風景もいつものことかも知れませんね。時間さえあれば、ゆっくり見物すると新しい発見があるかも知れませんね。
また、花以外にも葉には芳香がし、防虫、消臭、鎮静効果があり、沖縄のムーチ(餅)には餅粉を包んで蒸して作ったり、茎も紙の材料に使われたりとスーパースター並みの活躍を見せていますよ。
撮影日:2018/5/21
撮影場所:沖縄県北部
沖縄コールセンター 竹内 大輔